奴隷たちが奏でたアフリカンミュージックがフランス音楽と出会い、２０世紀初頭にニューオリンズで誕生した新しいダンスミュージック。これがジャズ。ニューオリンズは元々フランスの国外県として建設された街。公用語もある時期までフランス語だった。アフリカンミュージックとフランス近代音楽のミックスが禁酒法下の都市部のフロアで流行し発展してビッグバンドのスタイルが成立。30年代にスウィングジャズのブームが巻き起こる。代表選手はベニーグッドマンとデュークエリントンでしょうか。
ちなみにジャズとは「踊れる音楽」「チャラい音楽」くらいの意味。踊りまくる若者を指して「ジャズだよね」というふうに使われた。アメリカはベーブルースでベースボールが盛り上がり、次は何しろ踊りたい。この時期に初めて「みんなで歌って踊る」ための題材を発見した。これがジャズという文化。
フォークが無くなりロックも消えつつあるが、ジャズはビ・バップ、ハードバップ、モードジャズ 、ソウルジャズ 、フリージャズ、エレクトリックジャズ と進化続けている。最初のジャズがドリーミーでエッチな感じが、意外と良い線いってたのかなぁと思う（笑）ジャズ喫茶などで紙の振動だけで音を増幅させるシンプルな装置で聴くジャズは、いまだに人を魅了している。
そこでジャズが最も「ヒップ」だった30年代の踊れるスウィングと踊った後のチルアウトをディグ！
