小笠原まゆ 父の背中から何を学んだのか

11/07/2026 小笠原まゆ

PROFILE

小笠原まゆ

中日ドラゴンズ応援タレント

生年月日:1999年1月12日 年齢:27歲 出身地:千葉県市川市 資格:日本舞踊松本流名取 学歴:日本大学芸術学部映画学科演技コース卒 職歴:日本大学芸術学部(2022~2025)

プロ野球の世界で長く活躍してきた小笠原道大さん。その姿をいちばん近くで見つめてきた娘のまゆさんは、父の背中から何を学んだのだろう。幼い頃の記憶から、仕事に向き合う父の姿勢、そして野球に関わる自身のこれからまで。父と娘をつなぐ思いを聞いた。

―― 子どもの頃、お父さんはどんな存在でしたか。

まゆ:野球選手という感覚は、あまりなかったんです。日本ハム時代は、野球を見に行くというより、札幌ドームに行ったり、お迎えに行ったりすることがイベントみたいで、ワクワクしていました。巨人に移った7、8歳くらいからは、野球の試合を見ていた記憶があります。

―― 家では、父親がプロ野球選手だと感じることはありましたか。

まゆ:朝起きるとスポーツ紙が並んでいて、父が一通り読んでいるんです。一面に父が載っているのを見ると、野球選手なんだな、と思いました。夜も、自分が活躍した日のスポーツニュースを見ていましたね。でも、家での父は、ご飯を食べている印象がいちばん強いです(笑)。トレーニングは仕事場で朝からやるという考えだったので、家ではあまり見ませんでした。家族も父を起こさないよう、音を立てないように気をつけてはいましたけど、特別に「プロ野球選手の父」と意識することはなかったと思います。

―― 大人になったいま、長く現役を続けたお父さんをどう見ていますか。

まゆ:一つのことを長く続けるって、本当に大変なことだと思うようになりました。自分自身、物事を長く続けるのは簡単じゃないと大人になって気づいたので。父はいつも家族のためと言ってくれますけど、結果がすべての世界で、結果を出すことを強く意識していたと思うんです。実際に結果を出し続けたこともモチベーションになっていたんじゃないかな。我が父ながらすごいなと思います。

―― お父さんの仕事への姿勢から、影響を受けたことはありますか。

まゆ:父はムードメーカーというより、野球一筋の職人みたいだと言っていただくことが多かったんです。そういう声は子どもの私にも届くので、自分もちゃんとしなきゃ、という気持ちが根づいていました。品のよくないことはしないようにしようとか、発言にも気をつけようとか。学業でも、やるべきことはちゃんとやる。すぐに結果が出なくても、いつか報われると信じる気持ちは、父の影響が大きいと思います。

―― 「続けること」は、まゆさん自身の仕事にもつながっていますか。

まゆ:すごくつながっています。いまの活動を本当にやりたいと思って始めたのは高校1年生の頃で、もう10年くらいになります。なかなか芽が出ない時期もありました。でも、辞めずに続けたからこそつながった仕事が、最近は増えてきたんです。結果が出るまでには時間がかかるけれど、とりあえず続けてみる。その大切さを実感しています。

―― 現在はどんなお仕事をされているのでしょう。

まゆ:中日ドラゴンズが好きなので、そのことを発信しながら、ラジオやトークショーのMCなど、タレントとしての活動をしています。それとは別に、野球中継でボールやストライクなどのCG表示を出したりしています。野球が好きだからこそやっている仕事ですね。

―― もともとはお芝居にも興味があったそうですね。

まゆ:はい。もともとは演じることをやりたくて、大学時代は授業を受けながらオーディションにも挑戦していました。ただ、卒業する頃にコロナ禍になってしまって。事務所に入った時期とも重なり、仕事を広げるのが難しかったんです。それでSNSを頑張ってみようと思い、少しずつ仕事につながっていきました。いまはお芝居を少しセーブしていますけど、できることに制限はかけたくないです。声をかけていただいたら、まずは挑戦してみたい。やってみないとわからないし、意外と楽しいかもしれないですから。

―― お父さんのこれからの野球人生については、どう思いますか。

まゆ:父はきっと野球に飽きることがないんだろうなと思います。いまはデータも進化していますけど、父は自分で考えて、感じて、頭の中にあるデータで勝負するタイプ。そういう人も絶対に必要だと思うんです。新しいデータと父が持つような経験や感覚が融合していく時代だからこそ、若い選手の育成にも貴重な存在になるんじゃないかな。ずっと野球に携わっていてほしいですね。

―― まゆさん自身が、これから叶えたいことは。

まゆ:野球の世界でのお仕事がもっと増えたら嬉しいです。最終目標のひとつは「プロ野球ニュース」に出ること。野球が本当に好きな人として、しっかり野球の話ができたらいいなと思っています。父が努力してきた姿を近くで見ているから、結果の裏には努力があることも知っています。私もコツコツ続けていきたいです。

Mayu Ogasawara

https://www.instagram.com/mayu__ogasawara/

 Michihiro Ogasawara https://www.instagram.com/michihiro_ogasawara_official/

Photo  Yuji Takeuchi https://www.instagram.com/ballpark.inc/

Interview&Text Tomoko Kawakami  https://www.instagram.com/yesmican/

Stylist Erina Kawse https://www.instagram.com/erina_kawase/

衣装提供 MARAKAWARE  https://www.instagram.com/markaware_marka_official/

Studio 権之助坂スタジオ https://www.instagram.com/gonnosukezaka_studio/

Special Thankus Makikonikson https://www.instagram.com/makikonikson/



Back to Story