18年前の2006年9月サンフランシスコで撮影があり渡米、撮影が順調に終わり1日半の自由時間が出来た。
ホテルの近くにサンフランシスコジャイアンツの球場があり、撮影期間中に試合があることを日本を出る前に調べていた。
此処ぞとばかりに、一緒に来ていた編集者を誘った。
二つ返事で、「行きましょう！！」と言ってくれた。
この年の5月にサンフランシスコジャイアンツのバリーボンズがロッキーズ戦で715号を放ちベーブ・ルースの記録を更新して日本でもニュースになり、
ボンズが打った打球がライトスタンドを超えて海に消えて行き、ファンがボートやカヌーなどで待ち構え、
海に飛んできたホームランボールを網ですくって取るシーンが日本でも放送されていたので、
サンフランシスコに行くならボンズのホームランを観たいとサンフランシスコに来る前から思っていた。
13時からのゲームに間に合う様にホテルからSBC PARKへ急いだ。
対戦相手がロサンゼルスドジャースと言う事もありチケットが取れるのかと言う不安と初めてメジャーリーグの試合が見れるというワクワク感が入り混じり歩くスピードが上がる。
初めて見るサンフランシスコの風景を撮影しながら球場に向かっていると、
頭にグローブをのせて楽しそうに歩いているサンフランシスコジャイアンツファンのおじさんに遭遇した。
絶対撮影したいと思い、不慣れな英語で「写真を撮らせてくれませんか？」と話しかけた。
おじさんは「いいよ。どこから来たの？」と話しかけてくれた。
「日本からです」と答えながらフィルムカメラを用意して必死にシャッターを2枚切った。
あまりにも緊張していた為、名前を聞くのも忘れたのを今でも後悔してる。
あまりにも緊張していた為、名前を聞くのも忘れたのを今でも後悔してる。
この時のおじさんの笑顔を今でも忘れない。野球をいつまでも大好きでいる大人になりたいと思った。
おじさん、こちらは今でも球場に足を運んでるよ〜
おじさんも球場通ってる？？
