CRAFTS MAN SHIP
邦栄堂製麺
鎌倉と逗子のちょうど間ぐらいに邦栄堂製麺所はある。1953年に創業し、今は三代目の関康さんが先代から11年前に受け継ぎ麺を作り続けている。 製麺所の朝は早い、6時40分には製麺所に光が灯る。関さんがホワイトボードに注文が入っているお店の名前と注文の数を書くとこから作業が始まる。40年以上前の機械にスイッチが入り製麺所が一気に賑やかになる。小麦粉の袋を破り機械の中へ入れると関さんは小麦粉を被り髪の毛、服が真っ白になるが気にせず作業は進む。用意してあった練り水(かん水、水、塩、色粉を混ぜたもの)を入れ小麦粉と混ぜていく。練り水の量で麺の硬さが決まる、麺を見つめる関さんの表情が変わる。緊張感の中、練り上げらた面が機械から出てきてロール状に巻き上がられる。巻き上げられた麺は別に機械で注文に応じた太さでカットされ中華麺が出来上がる。 分担作業された職人さん達の動きに無駄がなく美しい。この作業が70年以上続いている。